| 4.ロンドン日本人社会について |
ロンドンには日系進出企業が700社以上あります。ソニー、三菱、トヨタ、などの日本を誇る大手企業は勿論のことヨーロッパを総括する拠点となっています。第二の都市としてあげられるのは、ドイツのデュッセルドルフになるでしょう。そんなロンドンでは、その駐在員とその家族で4万人位の日本人が生活し、留学生も2万4千人に数えられます。これらの長期滞在者としての合計は約6〜7万人にのぼり、その他、観光客や短期留学生等を含めるとそれ以上になります。日本でのバブル経済の破綻以降、企業はロンドンから撤退もしくは縮小傾向にあり、駐在員の数は減ってきているようですが、留学生の数は増えている傾向にあります。最近の日本の就職難や海外で英語を身につけてキャリアップをはかる風潮がその背景にあるのでしょう。最近の傾向としては、高校を卒業してから日本の大学に進学せずにロンドンに留学する人や、大学院生として留学する人が増えていますそれは、日本の大学に進学するよりも、将来有益だと判断するということもありますが、例えば、東京で一人暮らししながら通学するよりも生活費などが同じか、またはそれ以下におさえられるといった経済的理由もあるようです。 |
| ロンドンには6万人以上の日本人が住んでいますので、日本の物もたいがい手にはいります。日本人社会は充実しているといえます。例えばロンドン三越店もありますし、無印良品の店も、眼鏡のパリミキもあります。日本の情報発進の中心となっている、ジャパンセンター、オリエンタルシティなどには、日本のものは何でも揃っています。日本のお店をそっくりロンドンに持ってきたようなものです。ただし、日本で買うよりも割高になるのは言うまでもありません。その他、新聞もリアルタイムで読めますし、衛星放送では日本の番組も見れます。ヘアーサロンもありますし、アパートを借りるなら日系の親切な不動産屋さんもあり、物件も豊富です。ちょっとした旅行なら日系の旅行代理店でチケットを手配します。実際、ロンドンからヨーロッパの国々には気軽に行けますし、とても安く行けます。ロンドン滞在者の日本人ではヨーロッパを2周位している人も特に珍しい存在ではなく、小旅行の方もポピュラーです。また、病気になったり、けがをした時には、日系の医療機関も充実しています。24時間緊急医療体制もあり、全て日本語対応なので、心強いかぎりです。海外旅行傷害保険へ加入していれば、キャッシュレスサービスを受けれるので必ず加入しておきましょう。 |
最後にお願いがあります。留学を志す人の両親は40代から60代の世代となることでしょう。彼らの年代では、海外旅行の経験も少なく、大げさですが、海外にはもしやエイリアンが住んでいるのではと考えているのではないかと思わせられるように、断固反対というようなことがありますが、そんな時、もしあなたが20歳以上でしたら、18歳の高校でたての女の子もロンドンで独り暮らしをし留学生活を送っているというふうにお話になってください。ロンドンには6万人以上の日本人が暮らしているロンドンの日本人社会のことをお話になってください。反対されたまま留学をされることのないようにお願いしたく思います。実際の話ですが、渡英後にご両親から連絡が入り、私の娘をどうしてくれるんだと、いうことのないようにお願いします。(29歳の女性の父親からでした。) |
| 蛇足になりますが、現在はもう日本人は登録義務が免除になっていますが、98年5月までは、日本人は外国人登録をしなくてはならなかったのです。そうです、外国人登録局は英語でエイリアンレジストレーションオフィスです。そこでエイリアン(外人)として登録しなくてはならなかったのは私達日本人だったのですから。 |
| もう一つ、渡英前の準備として、ロンドンに関する本を最低何冊(地球の暮らし方イギリス編など)かは読んでおいてほしいものです。 |