ボランティア留学プログラム
 
参加の手順
 
ボランティア体験記1
 
ボランティア体験記2
 
ボランティア体験記3

イギリス留学情報ページ 英国ロンドン留学センター
ボランティア体験記
ボランティアレポート2

K.Hさん
ロンドン、サウサンプトンで英語研修後、CSVによってプレースメントに派遣される。一つ目の派遣先は、盲人の子供達の施設。その後、調整により現在のインディペンデントのクライアントのお世話の派遣先に変わった。福祉専攻の学生として、2件の異なる派遣先を通じて学ぶ事は多い。

「楽しく生きること」
現在のクライアントは30歳代の事故により身体と脳障害を持つ男性。クライアントの為に働いているボランティアは現在4名と多く、シフトはうまく補われるが働く時は一人でのシフトとなる。
夕方から翌朝までと朝から夕方までの交代制。どちらもこなさねばならない。大抵の仕事は、朝、クライアントの起床後、入浴、着替えをさせる。大柄の男性なので体力を要する。Hさんのジーンズはこれらの仕事のために穴があくほど。食事のお世話は料理するところから始まる。料理好きなので苦にはならない。ほとんどなんでも食べてくれるが、おいしいものを食べるときは食べるペースが速いので、その様子を見て何が気に入っているか確認をする。言葉が話せないのでコミュニケーションは難しい。

クライアントのこのような態度で気持ちを汲み取っていく。しかし、良い時ばかりではない。新しい人に慣れない時や、気に入らない事に出くわすとものすごい唸り声を上げるので、最初は戸惑った。今でも正直なところ唸り声をあげるとドキッとする。

午後からは外出させる事が多い。買い物、映画、パブ。出かける事は好きなようだ。最低週に3日は外出させる。ボーリングなどはクライアント自身はできないが、見ているだけでも楽しいようである。家の中に閉じこもるのではなく人のいる所が好きだし、本人だけでなく家族もそうあってほしいと望んでいる。プール、ジャグジーはクライアント自身も楽しめる所だ。

イギリスでボランティアを経験しながらHさんが考える事は、このようにここでのケアはまずそのクライアントが優先という事だ。クライアント自身が健常者と同じ社会の中で楽しみを見出し、その人にペースを合わせてお世話をしている。お世話をする側からの一方的なものではなく人が優先であるから、このようなインディペンデントでの介護が可能となってくる。

この考えを踏まえて、Hさんはよく他のボランティアがどのようにケアをしているのか話し合う。
他のボランティア達と生活を共にしているので、期間の長い人には今までどのようにお世話をしてきたかを聞く事ができるし、新しいボランティアにはコツなどアドバイスをする事ができる。そして常にどのようなケアをした時にクライアントが喜んだか、唸り声をあげたかお互いにより良いケアの仕方を探っていく。Hさんはこのように他のボランティアやスーパーバイザーと多くミーティングを持ち、お互いに刺激を受けてクライアントのために良いケアを見つけていくことが大切と感じている。
経験した2つのプレースメントを通して社会福祉を考えるにあたり、障害者のどこに、また何に優先権を置くべきなのかを考えされられるとHさんは話してくれた。